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幹細胞培養液のアンチエイジング効果とは?

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どんな人でも、年を重ねるごとに肌は衰えていきます。口の周りにはほうれい線ができ、目尻のシワは目立つようになり、若い頃にはなかったシミもできるようになります。もちろんこれらの老化現象を完全に食い止めることは不可能ですが、アンチエイジングケアをすることによってある程度進行を遅らせることは可能です。

そして、アンチエイジング効果が高いと今話題になっているのが「幹細胞培養液」です。ここでは、幹細胞培養液がもつアンチエイジング効果についてまとめました。幹細胞培養液が気になっているという人は、ぜひ参考にしてください。

 

幹細胞培養液とは

幹細胞培養液について説明するためには、まずは幹細胞を用いた再生医療について説明しなければいけません。再生医療とは、人間の細胞が本来もつ再生能力を応用した医療のことです。現在はほとんど実用化されていない再生医療ですが、これが普及されれば人間の将来を大きく変えると考えられており、厚生労働省も再生医療の研究を支援しています。

そして、再生医療において欠かせないのが「幹細胞」です。幹細胞とはいろいろな細胞に分化する能力をもった細胞のことで、ES細胞、iPS細胞などの名前は誰でも耳にしたことがあるかもしれません。これらの幹細胞を利用して新しい臓器を作ることができるようになれば、回復不能な臓器を自らの幹細胞から作った新しい臓器に取り換えることも可能になるかもしれません。

このように世界中が大きな期待を寄せている再生医療ですが、この再生医療の技術を用いて生み出されたのが「幹細胞培養液」です。幹細胞培養液とは、幹細胞を培養したときの抽出液のこと。幹細胞そのものではありませんが、人間の身体の中で有益な作用をする多くの有効成分が含まれています。

幹細胞培養液に含まれている成分としては、HGF(肝細胞増殖因子)、GDNF(グリア細胞由来神経栄養因子)、G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)、HB-EGF(ヘパリン結合性上皮成長因子)、bFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)、IGF-1(インスリン様成長因子1)、GH(成長ホルモン)、NT-3(神経栄養因子3)、BDNF(脳由来神経栄養因子)、VEGF(血管内皮細胞増殖因子)、TGF-α(トランスフォーミング増殖α)、TGF-β(トランスフォーミング成長因子)、TNFsRI(腫瘍壊死因子可溶性1型受容体)などがあります。このように数多くの成分が含有されていることから、医療および美容に広く応用されています。

 

幹細胞培養液を利用した「幹細胞コスメ」

幹細胞培養液を利用した化粧品が、幹細胞コスメです。日本では広く普及しているとはいえない幹細胞コスメですが、韓国やアメリカではアンチエイジングに励む女性の間ですでに人気のコスメとなっています。

幹細胞コスメ以外にもアンチエイジングに効くとされる化粧品はたくさん販売されていますが、従来のアンチエイジングコスメと幹細胞コスメには大きな違いがあります。従来のアンチエイジングコスメは、「足りないものを外から補給する」という形でした。例えば、加齢に伴って減少するコラーゲンを外から塗布することによって補うなどです。しかし、これはいわば「対症療法」。老化現象に対する根本的な解決にはなっていませんでした。

これに対して幹細胞コスメは、肌の細胞そのものにアプローチして活性化させます。つまり、コラーゲンを補給するのではなくコラーゲンを作り出す細胞を活性化するのです。これによって持続的なアンチエイジング効果が得られ、根本的な老化の防止につながると考えられています。

 

幹細胞コスメのアンチエイジング効果

では、具体的に幹細胞コスメにはどのようなアンチエイジング効果があるのでしょうか。ここでは、主なものについてみていきましょう。

■表皮細胞にアプローチする

幹細胞コスメは肌表面にある表皮細胞にアプローチし、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促してくれます。ターンオーバーが乱れると古い角質が肌にたまってしまうため、様々な肌トラブルの原因になります。幹細胞コスメは、ターンオーバーを正常化することによってシミや吹き出物の少ない肌に導いてくれます。

■真皮細胞にアプローチする

幹細胞コスメは、肌表面の表皮細胞だけではなく肌の奥にある真皮細胞も活性化してくれます。そして真皮細胞には線維芽細胞を活性化する働きがあるため、それに伴ってコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの産生が促されます。これらの繊維は肌の水分を維持する作用があるため、みずみずしく潤った肌がよみがえります。

■炎症を抑える

炎症が起きている肌は、お世辞にも美しいとはいえません。肌にニキビなどの吹き出物が多くあると、どうしても汚く見えてしまいますよね。しかし、幹細胞コスメには炎症を鎮静化させる作用のあるTGF-β(トランスフォーミング成長因子)が含まれています。肌荒れを起こしやすい敏感肌の改善にもつながるといえるでしょう。

■血管新生を促進する

健やかな肌は、健康な血管があってこそのものです。なぜなら、肌に必要な酸素や栄養分は血液を通して運ばれてくるからです。幹細胞コスメにはVEGF(血管内皮細胞増殖因子)が含まれているため、血管新生を促進して肌をイキイキとした状態に導いてくれます。

 

幹細胞コスメの種類

幹細胞コスメには、ヒト由来幹細胞培養液を使用したもの、植物由来幹細胞培養液を使用したもの、動物由来幹細胞培養液を使用したものの3つがあります。どれも幹細胞培養液を使用しているという点では変わりありませんが、もととなる幹細胞が異なるためやはりそれぞれに特徴があります。そのため、幹細胞コスメを使うときにはどの幹細胞培養液が使用されているかを確認することが大切だといえるでしょう。

■ヒト由来幹細胞培養液

最も高いアンチエイジング効果をもつといわれているのが、ヒト由来幹細胞培養液です。これはヒトから採取した幹細胞から作られているため、皮膚の細胞を直接的に活性化することができると考えられています。高い効果が期待できることから多くの化粧品に配合されていますが、価格が高いことが難点です。なお、副作用については今のところ報告されていません。

■植物由来幹細胞培養液

植物由来幹細胞培養液としては、奇跡のリンゴと呼ばれるウトビラー・スパトラウバーから作られた「リンゴ幹細胞エキス」とモロッコに生息するアルガンツリーの新芽から作られた「アルガン幹細胞エキス」が有名です。高い抗酸化作用が期待でき、また3種類の幹細胞培養液の中で最も安全に使用できるといわれています。しかし、細胞を活性化させる作用については明らかではないようです。

■動物由来幹細胞培養液

動物由来幹細胞培養液を作るときの幹細胞は、幼羊の毛根または羊の胎盤から採取されることがほとんどです。これは、羊の細胞がヒトの皮膚の細胞と似ており拒否反応を起こしにくいと考えられているためです。しかしながら動物由来幹細胞培養液の安全性に関しては確立されておらず、これを用いた化粧品は今のところあまり開発されていないようです。

 

エイジング効果まとめ

アンチエイジングケアをしているにもかかわらず、次から次へと肌トラブルが出てきてしまうという悩みを抱えている人も多いと思います。そう、一つひとつの症状に対応していてはアンチエイジングは間に合わないのです。しかし、幹細胞コスメを使用して細胞そのものを元気にすることができれば肌トラブルが繰り返される悪循環を断ち切ることができます。

肌の美しさは、見た目年齢を大きく左右します。アンチエイジングを始めたいと思っている人や現在使用しているアンチエイジングコスメでいまいち効果が感じられない人は、ぜひ幹細胞コスメを試してみてくださいね。

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